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50年代初頭のフランス統治下のアルジェリア。カスバのチンピラだったアリはカデルが指揮する地下組織の独立運動に身を投じる。54年から本格化した反政府闘争は各種のテロを通じて一般市民をも巻き込んでいき、事態を憂慮したフランス政府は57年に対テロ組織専門のマチュー将軍を派遣、徹底した抗ゲリラ作戦が展開された。組織の指導者となっていたアリも次第に追い詰められていく…。

消防士を定年退職し、妻・夏美の精神病院入院をきっかけに北陸の田舎町から東京近郊に暮らす息子夫婦の元に身を寄せることになった馬野杢平。彼は大菊の厚物を仕立てることでは北陸の名人と呼ばれる腕前を持っている。ある日、地元の菊同好会の集まりで、老人相手に援助交際をしている音大生のミハルを紹介された杢平は、彼女の道案内で隣町に住む黒瀬の家を訪ねた。黒瀬は全国的に名の知れた厚物作りの名人で、杢平が菊にのめりこんだのも、少年時代、北陸に疎開してきた黒瀬が作った厚物を見たことが原因だった。しかし、偏屈で欲深い黒瀬は杢平を冷たくあしらう。だがミハルには興味を抱き「ミハルを紹介すれば、とっておきの肥料を教える」と杢平に迫るが.…。

家族連れで賑わう年末のファミレス。純一と美冬が向き合う机の上には離婚届。一方、美冬の帰りを待つ歩は古びたビデオテープを見つける。そこには幼き美冬と家族がもちつきをしている映像が。歩の好奇心で実家に帰り久々のもちつきに参加する美冬だが…

巨匠のD・W・グリフィスが1909年に監督した作品。主演はフランク・パウエル、フローレンス・ローレンス、メアリー・ピックフォード。田舎で家族と共に暮らす開業医。自分の子供が急病になり治療を始める医師。それと同時に村の子供も急病になりその母の嘆願により往診に向かう。帰宅した医師に待ち受ける悲劇。

南北戦争を題材に1912年にカレム社が製作した劇映画。北軍の女スパイ役で「人生の関所」のアンナ・Q・ニルソンが出演している。物語は、南軍では極秘で最新の装甲艦を建造していた。スパイが北軍に通報し戦闘に。列車に積まれた弾薬を装甲艦に運び込もうと動く南軍。破壊工作や地上戦。南北海軍の艦艇が激突する。

1926年にマーサ・グレアムが振付を担当したダンス映画でカラー作品。グレアムは20世紀の最も偉大なダンサーで、仏レジオンドヌール勲章や米大統領自由勲章を得ている。ジョージ・イーストマンは米国で初となる音楽大学を設立、この学校で製作された。監督はこの学校の教授であった後の巨匠、ルーベン・マムーリアン。　

1913年にヴァイタグラフ社が製作した劇映画。子沢山家族の貧しい農家の長女メアリーは母と共に家事や農業の手伝いで毎日てんてこ舞い。手伝わない次女。大学に進学する為に密かにお金を貯めていたメアリー。農作物の収穫が近くなった時、年老いた農耕馬が亡くなったことで窮地に。新しい馬を買う金が無かった父。

3大喜劇王の一人、ロイドめがねでお馴染みのハロルド・ロイドの傑作コメディ。ロイドは後年にアカデミー賞の名誉賞を受賞した。物語は、ロイドとスナッブの家は仲のいい隣同士。ロイドには可愛い妻と賢い犬がいた。2人の家の庭は繋がっていたが中央には境界線となるフェンスが作られていた。ある日、このフェンスをめぐるいさかいで喧嘩になりやがて大騒動に。

3大喜劇王の一人、ロイドめがねでお馴染みのハロルド・ロイドの傑作コメディ。ロイドは後年にアカデミー賞の名誉賞を受賞した。物語は、非情な親方が経営する田舎の劇場。ロイドはここの舞台裏方。この劇場に地方巡業劇団が公演の為にやって来る。劇団員の美女に恋したロイド。舞台の幕が開くがロイドの操作で大混乱に。

画家であり彫刻家であるエムレン・エティングによるシュルレアリスム映画。木、草、葉、波、雲、線路、駅、港、橋、建物、階段、手、足、影などのコラージュ。自然と人工物と女性を交えた映像詩。布をまとった女性の不思議なダンスが印象的な前衛映画。字幕は一切入らない構成。