クラシック(映画)

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『生きる』映画(一般動画) DMM (志村 喬)

三十年間無欠勤の市役所の市民課長・渡辺勘治はある時、自分が癌に冒されている事を知る。暗い気分の勘治に息子夫婦の冷たい仕打ちが追い打ちをかける。街に出て羽目をはずすが気は晴れない。そこで事務員の小田切とよと出会い、今までの自分の仕事ぶりを反省する。勘治は心機一転、仕事に取り組むが・・・・・・。死に直面した公務員の生き方を通して、人間の真の生き甲斐を問いかける感動作。主人公を通して社会への批判も鋭く描かれていて考えさせられる。主人公を演じる志村喬は、鬼気迫る演技で名優としての地位を確立。夜更けの公園のブランコに乗って「ゴンドラの唄」を口ずさむシーンは、多くの人々に感銘を与えた。
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『大曾根家の朝』映画(一般動画) DMM (杉村 春子)

未亡人・房子は、3人の息子、長女・悠子とその婚約者に囲まれ、クリスマスの夜を楽しんでいた。ところが、大曾根家のそんな団欒風景は見事に打ち砕かれていく。悠子の婚約者が出征し、長男は政治犯として投獄されてしまうからだ。他の息子たちも戦争へかり出され、叔父である陸軍大佐は、わがもの顔で家を占拠していく。大曾根家は次第に廃墟と化して…。やがて息子たちの訃報が届き、悠子はついにたまりかねて母を残し家を出ていくが…。木下惠介監督の戦後第1作で、戦前プロレタリア演劇運動の中心的作家であった久坂栄二郎が、脚本を担当した反戦映画の力作。
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『歓呼の町』映画(一般動画) DMM (東野 英治郎)

人々が次々と疎開でいなくなっていく町の一角に、失踪した夫の帰りを待ち続ける母きよと息子の慎吾、長年続いた商売を守ろうとする風呂屋や印刷屋などの姿があった。やがてきよの夫が町に帰ってきて、皆は喜ぶのだが……。
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『陸軍』映画(一般動画) DMM (田中 絹代)

西南戦争から日清・日露の両戦争、さらに日中戦争に至る富国強兵政策にダブらせて描く、福岡のある一家の3代にわたる大河ドラマ。
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『お嬢さん乾杯』映画(一般動画) DMM (佐野 周二)

修理工と令嬢の恋物語——— 映画界の革命児といわれた木下恵介が、大作「破戒」に続いて取り組んだ、明るくてそれでいてちょっと切ない恋愛映画。 自動車修理業で成功した圭三に元華族の 令嬢・泰子との縁談がもち上がる。圭三は“提灯に釣鐘だ”として最初は断わるが、仕方なくお見合いするハメになる。 ところが圭三は泰子に会ったとたん一目惚れ。圭三には雲の上の美女に思われた泰子の方も結婚を承諾。こうして成金と没落華族のチグハグなやり取りが始まる。
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『破戒』映画(一般動画) DMM (桂木 洋子)

部落の出であることを隠して教壇に立つ青年・ 瀬川丑松の苦悩。因習と偏見を扱った島崎藤村の同名小説の映画化。
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『生きてゐる孫六』映画(一般動画) DMM (上原 謙)

かつて武田信玄軍と徳川家康軍が激突した三方ケ原の土地を所有する名家・小名木家に、村の若者たちが食糧増産のための開墾を求めてきた。しかしこの地には祟りがあるから決して鍬を入れてはならないという先祖代々の掟があり、一家は困惑。そんな折、小名木家の家宝でもある名刀“関の孫六”を譲ってほしいと、ひとりの軍医がやってきた……。
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『花咲く港』映画(一般動画) DMM (上原 謙)

南九州の港町に現れた2人のペテン師が繰り広げる珍騒動。木下監督のデビュー作。
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『戸田家の兄妹』映画(一般動画) DMM (佐分利 信)

父親を失ったブルジョワ一家で、残された妻と未婚の末娘が、結婚している息子や娘たちの家庭に次々に世話になるが、どこでも厄介者扱いされ、仕方なく二人は古ぼけた別荘に住むことになるのだが・・・
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『誘惑』映画(一般動画) DMM (原 節子)

代議士の矢島は、恩師である人見の新しい墓標に詣でた時、孝子に出会い彼女の生活のあらゆる援助を申し出た。家庭教師の名目で隆吉の家の人となった孝子は、子供たちにも慕われ家庭に明かりを灯した。ある日、孝子も伴って妻・時枝の療養所を訪れると、時枝の心に孝子に対する嫉妬の念が生まれてしまう。許されるべき恋ではない、抑え切れない愛情に矢島と孝子はいつしか体を求め合う。二人の関係に気づいた時枝は嫉妬に狂って孝子を罵倒した。その場から立ち去った孝子は、同じ下宿で医学の道を志した武田とともに朝の汽車で彼の田舎に帰ることを約束した。しかし、隆吉の長女直子から時枝の病状悪化を伝える知らせに、孝子はかけつけ、静かに消えてゆく息の下から「隆吉と子供を幸福にして下さい」と頼む時枝の言葉に孝子の体一杯の慟哭は続いた。武田は全てを諦め汽車の人となってゆく・・・。