クラシック（映画）

映画がトーキーという革命を成し遂げた時、レコード界ではビング・クロスビーという青年が大ヒットを飛ばしていた。これにいち早く目をつけたのが喜劇王マック・セネットであった。彼はビング・クロスビーのヒット曲を題材にドラマ化した。ビング・クロスビーは生涯で1000曲以上のレコードを出したことはあまりにも有名。

リール・マガジンとして本編上映の前に流れていたハリウッド・オン・パレードの中の一節。大スターのゲーリー・クーパーと妻?との朝食風景。妻はなんとチンパンジーだった。ゲーリー・クーパーは1925年からサイレント映画に出演していたが、スターになったのは「モロッコ」(1930)から。当サイトのドラマのところにある「武器よさらば」と「群衆」も彼の代表作である。

アニメーションの創始者の一人でもあるフランスのエミール・コールの監督作。共同監督A・アルノー。この年代では並外れて完成度の高い作品。アニメと実写をつなぎ合わせるために映像のつや消しの技術を使ったのものではおそらく初めての作品だろう。メリエスの特撮作品にあるようなユーモアに満ちている。

ウィリアム・シェークスピアの有名な劇作を映画化した作品。ヴァイオグラフ社の監督として働いていた後の巨匠監督デビッド・ウォーク・グリフィスの若き時代の作品。

リール・マガジンとして本編上映の前に流れていたハリウッド・オン・パレードの中の一節。ジャネット・マクドナルドは舞台ミュージカルで活躍中に、ルビッチ監督に認められ「ラブ・パレイド」(1929)で映画デビューを飾る。最初のミュージカルスターとしてパラマウントやMGMで数多くの作品に出演した。ネルソン・エディとコンビを組んだミュージカル映画は特に有名。RCAビクターから多くのレコードが出されている。

一部分フィルムに彩色をほどこしたステンシルカラー作品。体の部分を担保に高利貸しから金を借りてしまった男がいかにして難を逃れる事ができるか、イタリアの水の都ベニスを舞台に繰り広げられるシェークスピア原作の喜劇。

スイングの世界の天才演奏家、アーティ・ショウと彼のバンドのセッションを題材にとり、スイング音楽とはどういうものかを説明していく作品。アーティのクラリネットや、バンドメンバーの名演奏に聞き惚れるうちに、スイングが理解できる。

ウィリアム・シェークスピアの有名な劇作を映画化した作品。監督のジェームス・スチュアート・ブラックトンはアメリカ映画草創期の最も重要な先駆者で、1896年にヴァイタグラフ社を創設した。共同監督にチャールズ・ケント。ヴァイタグラフ作品。

歴史に残るジャズピアニスト、デューク・エリントンが、黒人の生活をテーマに作り上げた名曲を、各楽章ごとにイメージ映像を交えて演奏していく聴き応えのある作品。

ウィリアム・シェークスピアの有名な劇作を映画化した作品。難破して島に辿り着いたプロスペローの一行が島の妖精と騒動を巻き起こす。