クラシック（映画）

黒人のブルースの女王、ベシー・スミス主演の短編映画。金がなくなると現れ、用が済むと去っていく男に翻弄されるベシー。それでも彼女は男が忘れられず、独りブルースを口ずさむ。

リール・マガジンとして本編上映の前に流れていたハリウッド・オン・パレードの中の一節。子役の時から活躍していたフランキー・ダロがメッセンジャー・ボーイに。共演には大スターのケーリー・グラント。取材出演としてクローデット・コルベール、フェイ・レイ、ジョージ・ラフト、ジーン・ハーロー、ジャネット・マクドナルド、チャールズ・チャップリン＆ポーレット・ゴダード夫妻、ミリアム・ホプキンスなど大スターが数多く登場する。

独自のスタイルでジャズを芸術まで高めた名作曲家デューク・エリントンの映画初主演作。ダンサーのガールフレンドが、失業中のデュークのためにナイトクラブでの仕事を取ってくる。だが彼女は心臓が悪く、デュークは心配しながらも名演奏を続けるが・・・。

リール・マガジンとして本編上映の前に流れていたハリウッド・オン・パレードの中の一節。エディ・ボーデンが蝋人形と戯れる。蝋人形にまじり有名なスターが多く出てくる。中でも「魔人ドラキュラ」のベラ・ルゴシがそのコスチュームのまま登場する。

リール・マガジンとして本編上映の前に流れていたハリウッド・オン・パレードの中の一節。エディ・ボーデンの郵便屋には、”世界の恋人”メアリー・ピックフォードやビング・クロスビー、ウェスタンスターのトム・ミックスなどが出演している。

映画がトーキーという革命を成し遂げた時、レコード界ではビング・クロスビーという青年が大ヒットを飛ばしていた。これにいち早く目をつけたのが喜劇王マック・セネットであった。彼はビング・クロスビーのヒット曲を題材にドラマ化した。ビング・クロスビーは生涯で1000曲以上のレコードを出したことはあまりにも有名。

歌うカウボーイとして有名なスター、ロイ・ロジャースの代表作。牛飼いと羊飼いの二つの農場の対立を治めようと、腕利きのカウボーイが大活躍する。ロイ・ロジャースの歌声と、共演のジョージ・ヘイズの怪演に注目。

歌うウェスタン・スター、ロイ・ロジャースの主演作品。愛馬トリガーとの爽快なヒーローぶりが受け100本以上に主演している。12年連続で西部劇長者の座を守り、キング・オブ・カウボーイと異名を取る。物語は、ロイと相棒ギャビーは、伝説の強盗ジェシー・ジェームスに罪を着せ悪行を重ねる悪党を逆手にとってあぶりだしていく。

歌うウェスタン・スター、ロイ・ロジャースが伝説の悪党ビリー・ザ・キッドと彼にそっくりな男の2役を演じたミュージカル・ウェスタン。悪名高きビリー・ザ・キッドは保安官パット・ギャレットに殺されるが、抑止力を失った町はごろつき達が好き放題になっていた。そこへやってきた流れ者、ロイ・ロジャースはビリー・ザ・キッドそっくりだった。保安官はロイをキッドになりすまさせる。

黒人のミュージカル・スターとして人気のポール・ロブソンの記念すべきデビュー作。自ら創造したキャラクターを劇作家ユージン・オニール作の舞台で演じていたもの。野望を持った黒人が、悪に手を染めながらもついには自らの帝国を築き上げるが・・・。"黒人"というテーマを前面に押し出した作品は、当時のハリウッドでは大変珍しい。ロブソンの狂気に満ちた大熱演は見る者をを圧倒する。