クラシック（映画）

映画がトーキーという革命を成し遂げた時、レコード界ではビング・クロスビーという青年が大ヒットを飛ばしていた。これにいち早く目をつけたのが喜劇王マック・セネットであった。彼はビング・クロスビーのヒット曲を題材にドラマ化し、自ら製作を担当したのが「ドリーム・ハウス」である。ビング・クロスビーは生涯で1000曲以上のレコードを出したことはあまりにも有名。

ウィリアム・ボイド演じる黒いウェスタン・スタイルと二挺拳銃の凄腕カウボーイ、ホパロング・キャシディが活躍するシリーズの1つ。バー20牧場のキャシディたちは、謎の悪党による牛泥棒の被害に苦しむ友人の牧場を助けに行く。キャシディは変装して悪党のアジトへ潜入を試みる。この”ホパロング・キャシディ”シリーズのおかげで、ウィリアム・ボイドは、西部劇スターのナンバー1となった。

黒いウェスタン・スタイルと二挺拳銃の凄腕カウボーイ、ホパロング・キャシディが活躍するシリーズの第1作。牧場に巻き起こるピンチを頭脳と技術で次々に解決していく。旅からに戻ってきたキャシディは、水場の権利で隣の牧場と争っているすきに大量に牛が盗まれるという事件に遭遇する。忽然と消えた焼き印を押したはずの牛たち。このからくりを解くべく、キャシディが立ち上がる。

歌うカウボーイとして有名なスター、ロイ・ロジャースの代表作。牛飼いと羊飼いの二つの農場の対立を治めようと、腕利きのカウボーイが大活躍する。ロイ・ロジャースの歌声と、共演のジョージ・ヘイズの怪演に注目。

歌うウェスタン・スター、ロイ・ロジャースの主演作品。愛馬トリガーとの爽快なヒーローぶりが受け100本以上に主演している。12年連続で西部劇長者の座を守り、キング・オブ・カウボーイと異名を取る。物語は、ロイと相棒ギャビーは、伝説の強盗ジェシー・ジェームスに罪を着せ悪行を重ねる悪党を逆手にとってあぶりだしていく。

歌うウェスタン・スター、ロイ・ロジャースが伝説の悪党ビリー・ザ・キッドと彼にそっくりな男の2役を演じたミュージカル・ウェスタン。悪名高きビリー・ザ・キッドは保安官パット・ギャレットに殺されるが、抑止力を失った町はごろつき達が好き放題になっていた。そこへやってきた流れ者、ロイ・ロジャースはビリー・ザ・キッドそっくりだった。保安官はロイをキッドになりすまさせる。

黒人のミュージカル・スターとして人気のポール・ロブソンの記念すべきデビュー作。自ら創造したキャラクターを劇作家ユージン・オニール作の舞台で演じていたもの。野望を持った黒人が、悪に手を染めながらもついには自らの帝国を築き上げるが・・・。"黒人"というテーマを前面に押し出した作品は、当時のハリウッドでは大変珍しい。ロブソンの狂気に満ちた大熱演は見る者をを圧倒する。

野心家のグロスター公リチャードが王権欲しさに次々と残酷な陰謀を企てる。薔薇戦争とヨーク家の内紛を題材にしたシェークスピアの傑作史劇。

ミュージカル映画の傑作!ロンドンのレヴュー界のトップで、イギリスの映画界で最も人気があった女優ジェシー・マシューズのナンバーワンヒット作。物語は、ロンドンのチヴォリ劇場では、スターのハリエット・グリーンのさよなら公演が行われていた。翌日には相思のステインス侯爵との婚約披露が行われる予定だった。前夫の脅迫により子供を預け失踪するハリエット。 それから20数年が経った時に、ハリエットにそっくりな娘が劇場のオーディションにやってくる。そこの宣伝部長のトミーは、ハリエット・グリーン本人として再び舞台に立たせることを思い付く。再びプロポーズする伯爵。困惑しながらもハリエットの娘はハリエットとして人気を博すが・・・。

アメリカ西部史の中で伝説となっているバッファロー・ビル(ウィリアム・F・コーディ大佐)本人が自ら製作・主演した幻の西部劇。ここに登場するインディアンは全て本物で、彼の主宰するワイルド・ウェスト・ショーのメンバーである。