クラシック（映画）

フランス映画の父で、映像の魔術師と呼ばれたジョルジュ・メリエスの作品。音楽の先生が電信柱から張り巡らされた5本の電線を発見。これで楽譜が作れると発想し、なんと人間の頭(顔)がそれを表現する。最初に出てくる小節では、ゴッド・セイヴ・ザ・キング(国王陛下万歳)の歌曲で構成されている。ラストで電線の上に置き去りにされた頭が鳥になり飛び立つ様はメリエスならではの発想。

巨匠D・W・グリフィス監督の初期の作品。場面転換を効果的に用いた傑作である。主人の外出を見はかり、強盗団が家に押し入る。恐怖におののく残された家族。長女には後に永遠のアイドルになるメアリー・ピックフォードがキャスティングされている。

フランス映画の父で、映像の魔術師と呼ばれたジョルジュ・メリエスの監督作品。農夫がサーカスのロバを連れてある村にたどり着くと、そこには不思議な井戸があった。この作品の頃から常にネガを2本作成するようになった。これは当時メリエスの映画の売り上げの3/4を占めていたのはアメリカで、ニューヨーク事務所に送る為だった。

巨匠D・W・グリフィス監督の初期の作品。カーテンを引っ掛けているポール(柱)が折れてしまった為、それを買いに行った男が街中をひっくり返す大騒動をしでかす。馬車を使ったアクションは見応え十分。民衆の”追っかけ”は、後にマック・セネットが独立してキーストン社を興した時の、警官の追っかけ物に受け継がれていく。一部に逆回転トリックも使っている。

フランス映画の父で、映像の魔術師と呼ばれたジョルジュ・メリエスの監督作品。ミュージックホールの演目として、当時フランスで大流行したケーキウォーク踊りは、元来、黒人奴隷が主人の為に焼いたケーキを運ぶ様からヒントを得てそれが変化して出来上がった奇妙な踊りである。地獄のダンサーの腕や脚が胴体から離れて踊る所に注目!。

アメリカ映画の父、エドウィン・S・ポーター監督の作品。トリック映画の傑作であるこの映画は、ウェールズ風チーズトーストとビールを食べ飲み過ぎた男の話で、ベッドで悪夢に襲われる。イヴニング・テレグラム紙に当時連載されていた、ウィンザー・マッケイの漫画からヒントを得て、二重焼付などの映画技術をふんだんに使い作られた映画。

巨匠D・W・グリフィス監督と妖精リリアン・ギッシュのコンビが放つ涙の物語。中国人青年がロンドンに渡る。波止場のスラム街で暮らす少女ルーシー。父親からまた激しい暴力を受けたルーシーは逃げ出し、青年が店番する雑貨店の前で意識を失う。手当てした青年は店の二階にかくまう。次第に少女を愛するようになる青年。バロウズの仲間がルーシーを発見する。怒り狂うバロウズが・・・。

主演のジャッキー・クーガンは、1920年代の子役スターNo.1に輝いていた。物語は、英国のある救貧院には孤児達が暮らしていた。この中に9歳になる少年オリヴァがいた。名ばかりの院では、強制労働に近く、食事も満足に与えられていなかった。危険人物の葬儀屋に引き取られつらい仕事をさせられるオリヴァ。そこを逃げ出したオリヴァは、遠く離れた街へ。やがてオリヴァの出生の秘密が。

31歳の若さで亡くなった映画史上最高の二枚目スター、ルドルフ・ヴァレンティノが主演した名作である。物語は、正闘牛士となったフアンの活躍はセビリア中に広まる。アイドルとなっていたフアンは幼なじみの可愛いカルメンと結婚する。闘牛士のメッカ、マドリードに進出したフアン。大使の未亡人で妖艶なソルの誘惑に負けてしまうフアン。

31歳の若さで亡くなった映画史上最高の二枚目スター、ルドルフ・ヴァレンティノが「血と砂」から3年後に主演した作品。イタリアの若き伯爵ロドリゴ・トリアーニは、高価な骨董品に囲まれ生活しているが、金は無し。知り合ったアメリカの骨董貿易商ジャック・ドーニングの勧めでニューヨークに渡る。ジャックの会社で働くドゴリゴ。知り合った富豪の姪エリセは、コブラのように危険な女であった。