ドキュメンタリー（映画）

ニューディール政策映画。大恐慌や砂嵐などがもたらした大混乱と絶望を、いかにして乗り越えて行くべきかというテーマを、ペア・ロレンツが鋭い洞察力で描く。ここにドキュメンタリー史上に残る名作が完成し、多くの劇場で公開され、大成功を収めた。余談ではあるが、この作品の中に第一次大戦時の戦車の貴重な映像が含まれている。

サイレント映画全盛の1927年に、各社のスタジオを取材した5部構成のドキュメンタリー。ヴァイタグラフ、ウイリアムFOX、ユニヴァーサル、MGM、ワーナー、チャップリン、キートン、ピックフォード、ユナイテッド、クリスティ、マーシャル・ニーラン、エデュケーショナル、ハル・ローチ、メトロポリタン、セシル・B・デミル各社の撮影所が登場する。ロン・チャニーが「ノートルダムの男」のオープンセットを案内する。映画史の重要な記録である。

気候変動問題を文化のメインストリームに押し上げ、アカデミー賞も受賞した「不都合な真実」から10年。「不都合な真実2:放置された地球」は今の時代にこそ必要とされる映画に違いない。元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏は飽くなき闘いを続けている。気候変動問題に立ち向かう次世代の闘志を育てるため、世界中を飛び回る日々だ。本作では、国際社会の目を見開かせるために、衝撃的な現実を描き出している。気候変動の危機はかつてないほどに高まっている。だが同時に解決策はまだ私たちの手の届く所にある。

カリフォルニア州カルヴァー市にある当時世界最大を誇ったMGMスタジオの全貌。43エーカーの土地に14ステージを含む45のビルからなり、スター用の200の個室から病院、巨大発電所、職員用の理髪店まである。年間10万人のエキストラを使用していた。スタンバーグやシュトロハイム、ヴィダー、ブラウニングなどの監督達。後に監督になるハワード・ホークスが脚本家として紹介される。俳優陣の中に日本人の上山草人の姿も。

2015年7月11日(土)。メンバーが一年がかりで作り上げてきた日比谷野音でのライブは、観る者の想像を遥かに超えるものとなった。ソールドアウトとなった会場は全国各地から集結した熱狂的なファン「コムレイズ」で埋め尽くされ、ステージ上にはコムレイズが魂を込めて制作した数多くのフラッグが掲げられていた。本作は、伝説となったライブのリハーサルや楽屋裏、本番そして終演後。メンバーはもちろんのことコムレイズの姿をも余すことなく撮影された究極のドキュメント。 今作、「第1部〜UNDER THE FLAG〜」は圧巻のライブシーンと共に、SAメンバーの姿に迫る。

ニューヨークのマンハッタンのあるクラブを使って、禁酒法時代の警察との攻防の模様を再現ドラマで見せてくれる。酒ビンを一瞬にして消してしまうテクニックなどは特にすごい。

当時一般の人々はどのようにして映画が作られているのかを知らなかった。そこでユニヴァーサルが1925年に自らの広大なスタジオを題材にしたセミ・ドキュメンタリーを製作した。東部の新聞記者がユニヴァーサルシティに取材に訪れたという設定で進行する。この頃になるとキャメラは同角度から2台同時に撮影が行われている。ユニヴァーサル社長のカール・レムリや「猫とカナリヤ」のローラ・ラプラントも登場する。

20世紀初頭に製作されたドキュメンタリー集。1896年の映像ショット「ダービー、エプソムへの道」、1901年に演出された「ニューヨーク23番街の出来事」、1903年の「ニューヨーク、ユダヤ人街の魚市場」、1906年のイギリスの「ビスケット工場訪問」、1920年の「電球のできるまで」、1928年の「パトリシアン」。資料映像の為、翻訳字幕は付いていない。

カラーのショット集。戦艦からの砲撃の後、岸に上陸した米軍海兵隊の大部隊。神風特攻隊による戦艦への体当たり攻撃も入っている。手榴弾により破壊される洞窟や、火炎放射戦車によって焼き払われるサトウキビ畑。投降した老婆や子供の姿が痛々しい。

ハリウッドの映画キャメラマンの仕事を詳解する短編ドキュメンタリー。撮影所に保管されている数々のキャメラやレンズなどが映し出される。撮影現場では、女優のメークにまでも指示を出すキャメラマン。照明がセッティングされ撮影が開始される。