ドキュメンタリー(映画)

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『あっちゃん』映画(一般動画) DMM

2014年に結成30周年を迎えたパンクバンド“ニューロティカ”のフロントマン、“あっちゃん”ことイノウエアツシのユニークな人生を見つめた音楽ヒューマン・ドキュメンタリー。1984年に結成されたニューロティカの歴史とともに、50歳の今もピエロメイクでステージをパワフルに駆け回るバンドマンとしての活動と、実家のお菓子屋を自ら切り盛りする若旦那としての日常という二足のわらじを履きこなすあっちゃんの実像と魅力を、本人はもとより、バンドの歴代メンバーや大槻ケンヂ、宮藤官九郎はじめ様々な人々の証言で明らかにしていく。
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『オールディックフォギー 歯車にまどわされて』映画(一般動画) DMM (渋川 清彦)

OLEDICKFOGGY結成12年目の2015年。バンドにとって何の区切りでもないその年に渋谷の居酒屋での軽い打ち合わせを経て、このドキュメンタリー映画の撮影は突如として始まる。何をどのように撮影するのかプランの無いまま依頼を受けた映像作家・川口潤は取り敢えず彼らのバンドワゴンに同乗し、カメラを回す。そこにあるのは、酒とタバコの煙、ボンクラな会話、そして、何よりも圧倒的なライブパフォーマンスと絶叫するオーディエンスの姿だった。彼らの渦に巻き込まれるように、ただただ撮影を続けていると、バンドはいつの間にか最高傑作アルバム「グッド・バイ」を仕上げていく。
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『サクロモンテの丘 ロマの洞窟フラメンコ』映画(一般動画) DMM

スペイン・アンダルシア地方・グラナダ県サクロモンテ地区。 この地には、かつて迫害を受けたロマたちが集い、ロマとイスラムの文化が融合し、独自の文化が形成されていった。ロマたちが洞窟で暮らしていたことから洞窟フラメンコが生まれ、その力強く情熱的な踊りや歌に、世界中が熱狂した。隆盛をきわめたサクロモンテだが、1963年に悲劇は起こった。ロマのスター、カルメン・アマジャが亡くなり、悲しみにくれる人々に追い打ちをかけるように、水害に見舞われ、全てを失い、住む場所を追われた——。 本作は、伝説のフラメンコ・コミュニティに深く入り込み、迫害の歴史、洞窟の破壊という悲しみの過去を乗り越え、激動の時代を生き抜いてきたダンサー、歌い手、ギタリストなどのインタビュー、そしてアンダルシアの乾いた大地を舞台に繰り広げられる詩の朗読、そして力強い舞の数々を通して、大地に根付く魂が代々引き継がれ、紡がれていくさまを描く。
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『パッション・フラメンコ』映画(一般動画) DMM

フラメンコ界を牽引する現代最高の天才女性ダンサー、サラ・バラス。フラメンコでストーリーを語る革新的な舞台と、古くからのルールを打ち破る姿勢が絶賛され、若くして世界にその名が知れ渡った。そんな彼女は、パコ・デ・ルシア、アントニオ・ガデス等フラメンコ界に燦然と輝く6人のマエストロたちに捧げた組曲『ボセス フラメンコ組曲』を製作。
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『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』映画(一般動画) DMM (アラン・ドロン)

1960年代から世界各地をカメラとともに旅するドゥパルドン。1963年の南米ベネズエラの内戦から中央アフリカ。配置の独裁政権。カンヌ映画祭からフランス大統領選まで。アランドロン、ジャン=リュック=ゴダールからジャックシラク、ネルソン・マンデラまで。「カメラで見て・聞く」手法で記録していくドゥパルドンは、やがてジャーナリストとして取材の対象と題材の幅を広げていく。
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『GARAGE ROCKIN’ CRAZE』映画(一般動画) DMM

1980年代後半に新宿JAMでスタートし、現在まで約30年に渡り続いているガレージ・パンク・イベント“Back From The Grave”。クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』でも知られるThe 5.6.7.8's、最近ではCMにも出演しているギターウルフ、2014年にドキュメンタリー映画『GET ACTION!!』が公開されたTEENGENERATE、覆面画家として世界的な活躍をするRockin’ Jelly Beanのバンドとしても知られているJackie & The Cedrics等々、名前を挙げたら切りがないが世界的に知られる日本のガレージ・パンク・バンドがこのイベントから生まれた。 “Back From The Grave”は元々ハードコアパンクのイベントを主催していたDaddy−O−NovがTexaco Leathermanにライブをさせたくてスタートした企画であった。イベントは徐々に盛り上がりを見せ“シーン”と呼ばれるものが作られて行き、いつしか“Back From The Grave”には彼が“ガレージ”と認めたバンドであればどんなバンドでも出演することが出来るようになる。やがて、東京のバンドだけではなく、日本中、そして世界的に知られるガレージ・バンドも出演するような東京のアンダーグラウンドロックシーンでひと際異彩を放つイベントになって行った。 “Back From The Grave”の主宰であるDaddy−O−Novは出演バンドやDJが好きな音楽を自由にプレイし、観客たちが好きなようにダンスし、そこで共通の趣味を持った仲間と出会い、全てを忘れて騒ぐことが出来る “場所”を手に入れ守り続けてきた。そこには日本の音楽シーンにはびこる理不尽な上下関係や無駄な暴力は一切なく、ロック本来のカッコ良さと毒、そしてユーモアが溢れている。誰もが分け隔てなく楽しむことが出来る空間。そして何よりも彼こそがいつでもイタズラ坊主の様な笑顔で最もそのイベントを楽しんでいるのだ。 その“場所”に魅了されたのが遠く離れた異国クロアチアから日本にやってきた本作の監督マリオ・クジクである。彼は20世紀の終わりに来日すると“Back From The Grave”に自分の“場所”を見つける。そしていつしかイベントに向かう彼の手にはカメラが握られる様になる。一方アメリカで日本文化、日本のロックに魅了され来日した本作の脚本(構成)を担当したB.B.クラークも自らの“場所”をそこに見つけていた。当然の様に2人は出会い共同作業が始まる。そして、6年の歳月を費やして本作『GARAGE ROCKIN’ CRAZE』は完成した。世代や性別、ジャンルや国籍、全てを受け入れる“場所”を作っていく事の重要性、それを守る為に奮闘する姿を関係者の証言で解き明かしていく。そして、なぜ極東の日本から世界的に知られるガレージ・パンク・バンドが輩出されるのかが次第に明らかになって行く。本作は120%ロックで120%ピュアな大人たちの青春物語である。
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『ザ・デクラインIII』映画(一般動画) DMM

一作目『ザ・デクライン』から17年、前作『ザ・メタルイヤーズ』から10年、ペネロープ・スフィーリス監督がみたびロサンゼルスの音楽シーンを切り取った≪西洋文明の衰退≫ドキュメンタリー第3弾。前作のLAメタルから一転、『ザ・デクライン』で描かれたハードコア/パンクの90年代の姿をとらえた本作は、成功をおさめたバンドやミュージシャンではなく、一作目のメンタリティに生きる若者たちのその後の行く末、精神性とライフスタイルが究極のアンダーグラウンドに行き着いたパンクス、廃屋に不法に棲みつきビールをこよなく愛し社会を完全脱落したガター・パンクスに焦点を当てる。社会に対する怒り、親からの虐待、資本主義社会からの迫害、警察からの暴力、疎外感、貧困、絶望。ガター・パンクスたちはパンクロックにのみ生きる意味を見出し、同じ境遇の仲間とともに新たな家族を形成して支え合いながらその日を生きる。その人生に目的は一切ない。NAKED AGGRESSIONは「ブタ(警官)どもに死を」を演奏し、ガター・パンクスのハンバーガーは路上で小銭をせびる。 1981年の『ザ・デクライン』は既成概念へのアグレッションを爆発させ、新たな音楽、価値観の生まれるその震源地とその瞬間をとらえた。1983年、ペネロープ・スフィーリス監督は『ザ・デクライン』の世界に生きるパンクスを題材にした劇映画『反逆のパンク・ロック』(原題:SUBURBIA)を発表、そこに描かれたのが路上にたむろするガター・パンクスの生態だった。本作ではその劇映画の世界の現実の様子が映されている。音楽そのものよりもハードコア/パンクに生きる人々にスポットを当て、その極端さが行き着いた厳しい生態をとらえる。映画全篇に満ちているのは破滅と退廃と絶望である。 幾度かの映画祭での上映後、ディストリビューションを得るための営業を行うも、すべての会社から本作を配給する上で一作目および二作目の権利譲渡を条件に求められ、断ったことにより一度も商業ベースの配給がなされることなく終わった。本作はほぼ誰も観たことのない映画である。
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『実演!バグ/ダイナソーJR』映画(一般動画) DMM

【曲目】 ・Freak Scene ・No Bones ・They Always Come ・Yeah We Know ・Let It Ride ・Pond Song ・Budge ・The Post ・Don't ・Sludgefeast ・Raisans
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『実演!淫力魔人/イギー&ザ・ストゥージズ』映画(一般動画) DMM (イギー・ポップ)

【曲目】 1.Raw Power 2.Search and Destroy 3.Gimme Danger 4.Your Pretty Face is Going to Hell 5.Shake Appeal 6.I Need Somebody 7.Penetration 8.Death Trip 9.1970 (I Feel Alright) 10.Night Theme 11.Beyond the Law 12.I Got A Right 13.I Wanna Be Your Dog 14.Open Up & Bleed 15.Fun House 16.No Fun + バンドメンバーのインタビュー収録
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『FILMAGE:THE STORY OF DESCENDENTS/ALL』映画(一般動画) DMM

全世界をパンクロックの波が浸食していた1978年、カリフォルニアで結成されたハードコアパンクバンドDESCENDENTS(ディセンデンツ)。その後Voのマイロ・オーカーマンが学業に専念するため活動を休止しDAG NASTYのデイヴ・スモーリーをボーカリストに迎え、1987年に結成されたALL(オール)。New Alliance(Minutemenのレーベル)、SSTCRUZ(Black Flagのレーベル)、Epitaph(Bad Religionのレーベル)、Fat Wreck Chords(NOFXのレーベル)といったその名の羅列だけでも失神しそうなレーベルから数々の音源をリリースし、現在では当たり前となったポップパンク、メロコア、スケートパンクの元祖として、ただポップなだけでなく変則的で難解な"ひねくれ"要素も特徴的なCRUZIAN POP PUNKというジャンルまで作り上げてしまったカリフォルニアパンクの代表格である。さらにはDESCENDENTS にはMILO、ALLにはALLROYという世界中で愛されているキャラクターもいる。この2つのバンドの飾らない今の姿と、70年代末の西海岸パンク誕生〜80年代のハードコア期〜90年代以降のメロコア時代と実に35年以上という途方もない年月を生き抜くその軌跡を辿ったドキュメンタリー映画が本作。活発に制作される音楽ドキュメンタリー映画の中でもいわゆる"ポップパンク/メロコア"を扱ったものはほぼ皆無、本作はそのジャンル、シーンを捉えた先駆け的な作品でもある。ラブソングや趣味の釣り、大好物のコーヒーなど日常の何気ない生活を歌詞にしてパンクは何でもアリってことを示した先駆者たちを追ったのは本作が初の劇場公開長編作品となったマット・リグル、ディードル・ラクーアのコンビ。ともにテキサスを本拠地として数えきれない作品の編集などを手掛けてきた映像編集マンであり、作家であり、ミュージシャンであり、そして何よりもパンクロック狂としてDESCENDENTS/ALLにのめり込んできた大ファン。2年以上におよんだ制作で資金、時間ともにすべて自力で念願の初監督作を完成させた。全米を旅しながらバンドを追いかけ、その熱意にビル・スティーヴンソンは30数年におよぶDESCENDENTS/ALLの個人的なアーカイヴ素材を提供、90曲にのぼった名曲の数々の使用楽曲も含めて、とても個人資金のみによる低予算・初監督作品とは思えない膨大な情報を盛り込んだ大作となった。一見シンプルな構成の中に様々な語り口が用意されている巧みな編集は、驚嘆のクオリティの高さで観る者を圧倒するはずだ。