ドキュメンタリー(映画)

『ザ・デクラインIII』映画(一般動画) DMM

一作目『ザ・デクライン』から17年、前作『ザ・メタルイヤーズ』から10年、ペネロープ・スフィーリス監督がみたびロサンゼルスの音楽シーンを切り取った≪西洋文明の衰退≫ドキュメンタリー第3弾。前作のLAメタルから一転、『ザ・デクライン』で描かれたハードコア/パンクの90年代の姿をとらえた本作は、成功をおさめたバンドやミュージシャンではなく、一作目のメンタリティに生きる若者たちのその後の行く末、精神性とライフスタイルが究極のアンダーグラウンドに行き着いたパンクス、廃屋に不法に棲みつきビールをこよなく愛し社会を完全脱落したガター・パンクスに焦点を当てる。社会に対する怒り、親からの虐待、資本主義社会からの迫害、警察からの暴力、疎外感、貧困、絶望。ガター・パンクスたちはパンクロックにのみ生きる意味を見出し、同じ境遇の仲間とともに新たな家族を形成して支え合いながらその日を生きる。その人生に目的は一切ない。NAKED AGGRESSIONは「ブタ(警官)どもに死を」を演奏し、ガター・パンクスのハンバーガーは路上で小銭をせびる。 1981年の『ザ・デクライン』は既成概念へのアグレッションを爆発させ、新たな音楽、価値観の生まれるその震源地とその瞬間をとらえた。1983年、ペネロープ・スフィーリス監督は『ザ・デクライン』の世界に生きるパンクスを題材にした劇映画『反逆のパンク・ロック』(原題:SUBURBIA)を発表、そこに描かれたのが路上にたむろするガター・パンクスの生態だった。本作ではその劇映画の世界の現実の様子が映されている。音楽そのものよりもハードコア/パンクに生きる人々にスポットを当て、その極端さが行き着いた厳しい生態をとらえる。映画全篇に満ちているのは破滅と退廃と絶望である。 幾度かの映画祭での上映後、ディストリビューションを得るための営業を行うも、すべての会社から本作を配給する上で一作目および二作目の権利譲渡を条件に求められ、断ったことにより一度も商業ベースの配給がなされることなく終わった。本作はほぼ誰も観たことのない映画である。
映画(一般動画)

『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』映画(一般動画) DMM (マリオン・コティヤール)

1915年にピアフ(エディット・ジョヴァンナ・ガション)はフランス・パリで生まれた。時は第一次世界大戦で、町中は戦火の渦だった。歌手を目指していた母・アネッタは、路上で歌を歌い、日銭を稼ぐ毎日。彼女は貧困の中で育つが、天性の歌声は幼少期から周囲の人々を驚かせていた。その声に目をつけたのがパリの名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレである。 彼はピアフが20歳の時に出会い、彼女の歌声の虜となり、自らのクラブ「ジェルニーズ」の舞台に彼女を立たせる事を決意する。この時ルイがつけた彼女の舞台名が「ラ・モーム・ピアフ(小さい雀)」だった。この瞬間に伝説の歌姫エディット・ピアフという名が誕生し、瞬く間にスターダムへと駆け上がっていくのだが…。
ドキュメンタリー(映画)

『GARAGE ROCKIN’ CRAZE』映画(一般動画) DMM

1980年代後半に新宿JAMでスタートし、現在まで約30年に渡り続いているガレージ・パンク・イベント“Back From The Grave”。クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』でも知られるThe 5.6.7.8's、最近ではCMにも出演しているギターウルフ、2014年にドキュメンタリー映画『GET ACTION!!』が公開されたTEENGENERATE、覆面画家として世界的な活躍をするRockin’ Jelly Beanのバンドとしても知られているJackie & The Cedrics等々、名前を挙げたら切りがないが世界的に知られる日本のガレージ・パンク・バンドがこのイベントから生まれた。 “Back From The Grave”は元々ハードコアパンクのイベントを主催していたDaddy−O−NovがTexaco Leathermanにライブをさせたくてスタートした企画であった。イベントは徐々に盛り上がりを見せ“シーン”と呼ばれるものが作られて行き、いつしか“Back From The Grave”には彼が“ガレージ”と認めたバンドであればどんなバンドでも出演することが出来るようになる。やがて、東京のバンドだけではなく、日本中、そして世界的に知られるガレージ・バンドも出演するような東京のアンダーグラウンドロックシーンでひと際異彩を放つイベントになって行った。 “Back From The Grave”の主宰であるDaddy−O−Novは出演バンドやDJが好きな音楽を自由にプレイし、観客たちが好きなようにダンスし、そこで共通の趣味を持った仲間と出会い、全てを忘れて騒ぐことが出来る “場所”を手に入れ守り続けてきた。そこには日本の音楽シーンにはびこる理不尽な上下関係や無駄な暴力は一切なく、ロック本来のカッコ良さと毒、そしてユーモアが溢れている。誰もが分け隔てなく楽しむことが出来る空間。そして何よりも彼こそがいつでもイタズラ坊主の様な笑顔で最もそのイベントを楽しんでいるのだ。 その“場所”に魅了されたのが遠く離れた異国クロアチアから日本にやってきた本作の監督マリオ・クジクである。彼は20世紀の終わりに来日すると“Back From The Grave”に自分の“場所”を見つける。そしていつしかイベントに向かう彼の手にはカメラが握られる様になる。一方アメリカで日本文化、日本のロックに魅了され来日した本作の脚本(構成)を担当したB.B.クラークも自らの“場所”をそこに見つけていた。当然の様に2人は出会い共同作業が始まる。そして、6年の歳月を費やして本作『GARAGE ROCKIN’ CRAZE』は完成した。世代や性別、ジャンルや国籍、全てを受け入れる“場所”を作っていく事の重要性、それを守る為に奮闘する姿を関係者の証言で解き明かしていく。そして、なぜ極東の日本から世界的に知られるガレージ・パンク・バンドが輩出されるのかが次第に明らかになって行く。本作は120%ロックで120%ピュアな大人たちの青春物語である。
サスペンス・ミステリー(映画)

『消えたシモン・ヴェルネール』映画(一般動画) DMM (アナ・ジラルド)

舞台はパリ郊外。パーティーに集う若者たちが、森で死体を発見する。その2週間前、シモン・ヴェルネールという名の高校生が失踪していた。教室からは血痕が発見され、警察による捜査が開始されるが、それから数日も経たないうちに同じクラスの女生徒レティシアが失踪。シモンとレティシアの間には特別な関係はなく、心当たりを持つ者もいない。そしてその翌日、また別の生徒ジャン=バティストが消息を絶つ。誰もが、すべてが、怪しい。なにが本当で、なにが嘘なのか。疑心暗鬼と猜疑心が、その小さな世界に渦巻いてゆく。果たして、事件の真相は・・・?
エロス・官能(映画)

『パラダイス:希望』映画(一般動画) DMM

母テレサがケニアにヴァカンスに出かけ、叔母アンナ・マリアが布教活動にいそしむ一方、13歳の肥満少女メラニーは、人里離れた山奥で規律正しく運動と食事を繰り返すダイエット合宿に参加。そこでメラニーは父親ほど歳の離れたハンサムな医師に恋をする。無邪気な熱烈アタックを歯牙にもかけずのらりくらりかわす医師に対してなかば自暴自棄になりつつあったが、ある日医師の“別の顔”が発覚する…。
映画(一般動画)

『流れ星が消えないうちに』映画(一般動画) DMM (波瑠)

本山奈緒子(波瑠)は 21 歳の女子大生。突然の事故死により無二の存在だった かつての恋人・加地(葉山奨之)を失って以来、彼のことをいつまでも忘れられず、ことあ るごとに思い出してしまう幻影に苦しみ、心の整理が出来ないまま日々を過ごしていた。 「過去」に立ち止ったままでいた奈緒子だが、同じ傷をもつ恋人・巧(入江甚儀)、そして 家族との関わりにより、やがて少しずつ「今」を取り戻していく。流れ星に願いをこめて…。
映画(一般動画)

『ケンとカズ』映画(一般動画) DMM (カトウ シンスケ)

悪友であるケンとカズは、覚醒剤の闇取引で金を稼いでいた。しかし、ケンは彼女の早紀が妊娠した事によりまっとうな人生を願うようになる。一方、カズは認知症の母を施設に入れるために金が必要なことを打ち明けられずにいた。やがてカズは密売ルートを増やすため、敵対グループと手を組む危険な行動に出る。これを最後の仕事にしようと決意したケンだったが、元締めのヤクザに目をつけられ次第に追いつめられていくー。
サスペンス・ミステリー(映画)

『地獄愛』映画(一般動画) DMM (ロラ・ドゥエニャス)

とあるベルギーの村を舞台に、人々の異常な愛と狂気を寓話的に描いた『変態村』。未だかつて見たことのない陰惨さと、神をも恐れぬ鮮烈な内容に、カンヌを始め全世界に騒然と熱狂を以てその名を轟かせたファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督。 あれから10年——。 よりディープで強烈な愛の形を投げかける問題作が誕生した。モチーフにしたのは、フランソワ・トリュフォーが絶賛した伝説のカルト作『ハネムーン・キラーズ』(70)でも描かれた事で有名な、実在の変態連続殺人鬼カップル、マーサ・ベックとレイモンド・フェルナンデスのふたり。1940年代、アメリカ。通称《ロンリーハーツ・キラー》と呼ばれる彼らは、愛と生活のため3年間で20人以上の殺人を犯した。 彼らの関係性に着目した本作は、お互いに惹かれ合うがゆえ罪を重ね、共犯関係に陥っていくさまをエモーショナルかつ鮮烈に映し出す。主演は、『変態村』に続きローラン・リュカ。幻想的でありながら観る者すべてを闇に引きずり込んでいき圧倒させる<ベルギーの闇3部作>の第2弾。
ヤクザ・マフィア(映画)

『制覇11』映画(一般動画) DMM (小沢 仁志)

難波組新道会会長・武田信八(小沢仁志)は五代目難波組組長暗殺の混乱に乗じて新道会を除外する動きを打開する術を探していた。その時、東京五等連合・中林一家総長・中林豪士(川本淳市)が同じ五等連合丸富会総裁・北条を仕留める為、武田に近藤・舛岡殺しに北条が関わってることを伝え、黒幕探しに協力する。まず、武田は裏社会を牛耳る男・芳本(森羅万象)を拉致し、近藤・舛岡殺しに北条が関わっていることを吐かせるが、北条は中林の父・勝士郎(川地民夫)を誘拐しようとしていた・・・。
ヤクザ・マフィア(映画)

『裏門釈放2』映画(一般動画) DMM (木村 一八)

天王寺・稲村組幹部・竜崎栄治(木村一八)が所内病舎の屋上から飛び降り自殺をしたのち、舎房の房長の菱川勇五郎(宅麻伸)が同房の囚人たちに、竜崎栄治の波乱の半生を語っている—。 12年前、竜崎は屋台のオヤジ・元大和久組舎弟の矢部政吉(火野正平)と懇意となり、矢部の助言の下、一世一代の賭けに勝ち、稲村から一家名乗りを許され、順風満帆な極道人生を歩んでいくはずだった。稲村組若頭・塚本はそれを良く思わず、次第に竜崎と対立。竜崎が詫びを入れブラックの鉄(川本淳市)を貸し出すというところで折り合いを付けたが、そこを鉄の画策により、塚本を陥れる計画を立てる。それは一見、成功したようにも見えた。しかしそこに待ち侘びる、裏切りの復讐劇と哀しき結末…。 極道人生を生きた男・竜崎栄治。そんな男の結末と、「囚人死して、未だ仏になれず…」、その言葉の意味が、ここに明かされるのであった——。