OSMO Pocketの弱点をまるっと解決?スタビライザー付き小型カメラ「FIMI PALM」レビュー
2018年の年末に登場した小型電動ジンバルカメラDJI「OSMO Pocket」。発売から一年以上経過しても今なお人気の製品です。しかし、万能という訳ではなく、使い勝手の悪い点がいくつかありました......。

そんな弱点をまるっと解決してしまうライバル機が登場しました! それが「FIMI PALM Gimbal Camera」です。
https://www.fimi.com/fimi-palm-gimbal-camera.html

まず驚くのがその価格。中国の通販サイトGearBestでの価格は2万2359円(2020年2月7日現在)。つまりOSMO Pocketの半額程度です。さらにジョイスティックや三脚ネジ、Wi-Fiを標準装備し、画角は超広角の128度!

https://jp.gearbest.com/gimbal/pp_009765272700.html

あぁ〜これもう欲しかったやつじゃん!!! ってことで即ポチしてしまいました。

本体のタッチパネル液晶で大体の操作はできますが、あまりキビキビした印象ではありません。とはいえWi-Fiでスマホの専用アプリ「FIMI PLAY」と接続すれば、撮影画面を見ながらの遠隔操作も可能です。

画角は全く違いますね。OSMO Pocketにワイコンを装着したよりも更に広角で、アクションカムに近い印象です。画質を見比べてみるとOSMO Pocketの方がキレイに感じました。それと4K撮影も可能ですがフレームレートは30fpsのみ。OSMO Pocketの4K@60fpsには及びません。スロー撮影時の画質もあまい感じですね。

今回はかなり斜光な作例になってしまいましたが、十分に明るければもうちょっとキレイに撮れたのではないかと思います。

ジョイスティックを使って最大で3倍ズームが可能ですが、録画中は操作できませんでした。しかもデジタルズームなのでどんどん画質は荒くなります。これだったらOSMO Pocketとワイコンの使い分けの方が良いのかな? とも思えます。

というわけで、今回は動画を中心にお届けしましたが、3x3、4x1、1x4のパノラマ写真も自動で撮影できます。
良い点も悪い点も多々ありますが、この価格でこの機能が手に入るのであれば申し分ないでしょう。

でも個人的にはどちらか一台残すのであればOSMO Pocketかな?