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1928年にゼネラル・モーターズが製作したドキュメンタリー。1927年に撮影された世界の主要都市の様子が映し出される。GMの組み立て工場が大阪にあった為、大阪の街の様子も。1927年には海外支社を含めた従業員数が百万人を超えた米国の巨大自動車メーカーである。世界各地を回りながらGMの世界戦略が描かれる。

1913年に米交通安全協会の協力の下、ブルックリン高速輸送社が製作した交通安全のドキュメンタリー。子供達は車道で遊ぶことが多く、車や路面電車に接触しての事故が多発していた。各学校には交通安全の掲示板があり、安全指導員が派遣されていた。路面電車に飛び乗る人が多かった為、ドアや停留所が作られた。

フォード・モーターが1910年代から1920年代にかけて製作していた週刊教育ニュースの中から、マンハッタンの高架鉄道橋を紹介した部分を抜き出したショット集。ヘラルドスクエア駅や6番街線、8番街線。　付録に1896年にリュミエール社が撮影した「ブルックリン橋」。

1908年の冬に撮影されたモスクワ市内の様子。クレムリン宮殿や大聖堂広場、ペトロフスキー公園など。広場に展示されている巨大な大砲が目を引く。様々な形のソリ馬車が大通りを行き交う。広場では大量のキノコと魚を扱う露店が繁盛していた。住宅街をスキーで移動する住民。百年以上前の貴重な記録である。　

マッカーサー憲法とも言われる日本国憲法の施行60周年を記念してダグラス・マッカーサーの記録映像を集めたもの。資料映像集の為、解説や音声、字幕はない。第二次世界大戦で軍艦や航空機に乗って指揮を執る姿や、GHQトップとして日本で活動する秘蔵映像も。

スターの素顔が数多く記録されている。クラレンス・ブラウン監督自宅前でのリハーサル風景や、ダグラス・フェアバンクス＆メアリー・ピックフォード夫妻がバドミントンで楽しんでいる模様など。ハリウッドの丘の上にあるクラブに現れたライオネル・バリモアやビービー・ダニエルズ他、多数の顔ぶれも見られる。

ロシアのジガ・ヴェルトフはキノ・グラース(映画眼)表現を完成させる。それは、演出を否定し客観的な眼であるところのカメラを主体とした新しいドキュメンタリー運動であった。モンタージュ理論によるリズミカルな編集によって構成されたニュース映画である。この新しい運動は、世界のドキュメンタリー作家に影響を与えた。この作品では、モスクワの鉄道建設や共同農場などの模様が出てくる。

歴代のアメリカ大統領である、マッキンリー、T・ルーズベルト、ウィルソン、フーバー、F・ルーズベルト。ロシアでは、ニコライ2世、レーニン、スターリン。エジソンやアインシュタイン、孫文など計28人の貴重映像。資料映像集の為、解説字幕はない。

1896年のスイス博覧会や1900年のパリ万博、1905年に記録されたニューヨークの地下鉄とグリッデンラリー、1906年のサンフランシスコ大地震、1911年の第一回インディ500マイルレース、1912年のスウェーデンオリンピックなど。マッキンリー大統領、張作霖の映像も。

1929年10月24日にニューヨーク証券取引所で株価が大暴落した。この日が木曜日であったことから「暗黒の木曜日」と言われている。この大暴落は1ケ月続き、世界大恐慌へと拡大して行った。付録に「大恐慌下の抗議集会」。グリフィス公園で行われた失業者対策事業で起きた火災で亡くなった遺族に補償を求める労働者達。