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カラーで撮影された貴重な記録である。サンフランシスコ市としては2度目となる万国博覧会が1939年2月18日に開幕した。金門橋の完成を記念して行われたもの。湾内に人工島を建設、宝島と呼ばれたこの島に各国のパビリオンが作られた。特に絢爛豪華な日本館に目を奪われる。

大スターのロスコー・アーバックルとメーベル・ノーマンドが万博を案内するセミドキュメンタリー。パナマ運河の開通と太平洋発見400年を記念して1915年2月20日から開催された。32ヶ国が参加した万博。会期中に1900万人が来場した。会場内で展示されていた1790年製造の囚人船に興味を示し探索する2人。

デブリー大学の創設者であり、撮影機や映写機の開発者としても有名なハーマン・デブリー博士が1928年に製作した教育ドキュメンタリー。音波を人がどのように感知しているのかを詳解。電話機のシステムと人間の鼓膜と脳の関係を中心に構成。世界初の電話機も登場する。電波と音波の関係や海底ケーブル。ベルやモールス信号についても。

1938年に製作された「猟犬」と1940年頃に製作された「そり犬」のドキュメンタリー。「猟犬」は、鳥猟犬として成長するまでの訓練の模様。ポインターやセッター犬、スパニエルなど。「そり犬」は、バード少将と共に南極に行っていたチヌーク犬の子孫がそり犬として育てられていた。ニューハンプシャーで行われた犬ぞりレース。両作共に可愛い赤ちゃん犬が沢山登場する。

1920年代に製作されたドキュメンタリー。鳥などの保護活動で有名なオーデュボン協会のキャメラマンが撮影した。米国にいるとても小さなシマリス。人を恐れずに近付いて来るリス。キャメラマンが指で挟んでいる胡桃を取ろうと必死。ナッツが紙袋に入れられロープに糸で吊下げられる。どのようにして取るのかを観察。

1920年頃に米国イェール大学の解剖学部門の教授が製作した教育ドキュメンタリー。サウスカロライナ州などに生息する斑点サンショウウオの卵からの誕生と成長を記録。当時としてはとても難しい近写技術を使い撮影された。沼で蛙の卵のようにゼリーに包まれて産卵される。細胞分裂により幼生から成体へと変化して行く。

現在、絶滅危惧種となっているアメリカのピューマは昔、害獣として駆除されていた。 このドキュメンタリーは1930年に製作されたもの。米西部で牧畜業を営む人々にとってピューマは収益を脅かす存在であった。馬に乗ったハンター達が猟犬と共にピューマを追い詰めて行く。個体数の激減により、1970年頃になってやっと害獣指定は解除された。

カリフォルニア州フレズノ郡レーズン市で1930年に行われた祭りの記録。数々の華やかな山車に乗った美女達。中には船や飛行機を形どった山車も登場。珍しい複葉機が沢山登場する航空ショーや自動車レースなども祭りの一部として行われた。カリフォルニア州知事のクレメント・ヤングやサンフランシスコ市長のジェームズ・ロルフなどもパレードに参加している。

1928年に製作されたニュースドキュメンタリー。ニューヨーク州知事のアルフレッド・スミスが民主党大会で大統領候補に選出された。副大統領候補にはジョセフ・ロビンソンが。家庭での様子などが映し出される。ウッドロー・ウィルソンやウイリアム・ジェニングス・ブライアンジョン・W・デイビスなどの歴代民主党大物政治家の映像も登場。冒険家バード少将も。

1930年に製作されたショッキングなドキュメンタリー。牛肉が店頭に並ぶまでの工程を詳細に見せてくれる。作業場で牛が仕留められ血抜きされる。洗浄後に解体され布に巻かれ冷蔵庫で吊るされる。作業中の途中で米政府担当検査官が肉を調査、合格品には公認証書が付けられる。ヘブライ法の規定に沿った洗浄処理が行われていることが強調される。