『落語研究会「品川心中」五街道雲助』お笑い(一般動画) DMM (五街道雲助)
「落語研究会」は、明治38年に当時の落語界に危機感を持った落語家たちが、"落語の研究、後進の養成、寄席改良"をスローガンに、本格の落語を目指して始まった歴史ある会。現在では、落語家が人前で演じることによって芸を研くことに重点がおかれ、TBS主催により毎月国立劇場小劇場で当代の人気落語家たちによって、珠玉の演目が披露されている。お届けするのは、五街道雲助(ごかいどう・くもすけ)による「品川心中(しながわしんじゅう)」。 「品川心中」 品川宿の白木屋に、長年板頭(いたがしら=店で一番の遊女)を張ってきたお染という女郎がいた。しかし寄る年波には勝てず、客も減り、店の中での番手も下がってくる。しまいには客が付かずにお茶をひく日々。大金が必要な紋日(もんび=遊郭で定めていた五節句などの特別な日)のための費用を用立ててくれそうなひいきの客もいない。勝気な性分のお染は、悔しくて仕方がなく、こんなに恥をかくくらいなら、いっそ死んでしまおうと決心する。だが、1人より2人の方がと、なじみ客の中から金蔵という男に目を付ける。